【12月4日 AFP】エジプト・カイロのサッカラ(Saqqara)遺跡内にあるイムホテプ博物館(Imhotep Museum)が3日、改修を終え再開した。

 サッカラ遺跡のディレクター、ムハンマド・ユセフ(Mohamed Youssef)氏は、同館は古代エジプトの建築家・医者のイムホテプ(Imhotep)の偉業を記念して建てられたと述べた。

 ユサフ氏は、博物館は大きくはないものの、サッカラ遺跡の墓などから見つかった、複数の王朝にまたがる古代エジプトの遺物が300点以上が収蔵されていると説明。目玉は「最古の王族のミイラ」である紀元前2300年頃の第6王朝時代のメルエンラー1世(Merenre I)のミイラだと話した。

 彫像やマスクのほか、動物のミイラや保存状態の良いチーズなども展示されている。(c)AFP