【12月3日 AFP】米地質調査所(USGS)によるとフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の沖合で2日、マグニチュード(M)7.6の強い地震が発生した。余震も複数回観測された。沿岸部の住民は津波を警戒して避難した。

 地震は2日午後10時37分(日本時間午後11時37分)に発生。震源の深さは32キロ。USGSによると、その後、M6.4、6.2、6.1、6.0の強い余震が発生した。

 地震発生を受け、ミンダナオ島北東部では住民らが高台に避難した。

 フィリピン火山地震研究所(Philippine Institute of Volcanology and Seismology)はX(旧ツイッター〈Twitter〉)で、「命の危険を伴う破壊的な津波の恐れがある」と警告した。

 米ハワイにある太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)も警報を出したが、その後に解除された。

 フィリピン火山地震研究所は3日午前3時23分(日本時間午前4時23分)の速報で、国内では最大64センチの津波を観測したと発表。津波警報は解除されている。津波は日本の一部地域でも観測された。(c)AFP