【12月1日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー(非公式戦)、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)は30日、バハマ・ナッソーのアルバニーGC(Albany Golf Club、パー72)で初日が行われ、メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は終盤にスコアを落として3オーバー「75」の18位発進となった。

 4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)以来の実戦となるウッズは、14番までアンダーパーで回っていたが、15番でダブルボギー、16、17番でボギーをたたいた。この日はフェアウエーキープが13ホール中6ホール、パーオンが18ホール中10ホールとなった一方で、パット数は計30本を数えた。

 2021年の自動車事故で脚に重傷を負って以降は苦戦が続き、12月30日には48歳を迎えるウッズだが、2024年は月1回のペースで大会に出場できる手応えを得ていると話している。

 4月に右足首の手術を受けた中で、この日は問題なく動けているように見えたものの、最後は体力的に厳しかったと認めた。ラウンド後は少し筋肉痛もあるといい、ジムで体を動かすなどして翌日に備えると話し、具体的に痛みのある箇所について聞かれると「全身」と答えた。

 招待選手20人による非公式戦の今大会への出場で復帰への意欲の高さを示したウッズ。「出場してプレーする準備ができている感覚はあった。きょうも大半では安定して打てていた」と手応えを口にしつつ、「身体的に問題がないのは分かっていたが、精神的にさび付いていて、普段はしないようなミスをしてしまった」と語った。(c)AFP