【11月29日 AFP】博覧会国際事務局(BIE)は28日、仏パリで開催した総会で、2030年の万国博覧会の開催地をサウジアラビアの首都リヤドに決定した。リヤドのほかには、韓国・釜山(Busan)、伊ローマが候補地に挙がっていた。

 BIEによると、リヤドは1回目の投票で規定の3分の2超となる119票を獲得。釜山(29票)、ローマ(17票)に大差をつけた。

 サウジアラビアにとって万博開催は重要な意味を持ち、誘致はムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)が主導した。皇太子は世界的なイベントを開催することで、サウジアラビアをアピールしたい考え。

 同国ではサッカーの2034年W杯(2034 World Cup)の開催も決まっている。

 リヤド万博のテーマは「変化の時代:先見性ある明日へ共に」で、2030年10月~31年3月の開催予定。(c)AFP