【12月2日 AFP】フィリピン・マニラ首都圏パサイ(Pasay)のマカパガル(Macapagal)通りでは、クリスマスが近くなると「踊るサンタクロース」が交通整理に当たる。

 交通監視員のラミロ・ヒノハスさん(57)は、悪名の高いマニラの交通渋滞にはまった人たちの退屈を和らげるため、サンタの衣装を着て、踊りながら交通整理をしている。

「交通渋滞にはまった人たちの退屈しのぎに、私ができる唯一のことだと思う。少なくともちょっと違うことを見せることができる」と語った。

 また、自分自身の健康維持の目的もあるという。「これをやり続けているのは、エクササイズが必要だからだ。ただここに立っているだけで動かなかった多くの同僚が、病気になり死んでいる。私はここで運動しているので病気にはならない」

 バイクに乗っていた男性(31)は「私たちが通り過ぎる時に彼が踊っているのを見るのは楽しい。人々を幸せにする」と話した。(c)AFP