【11月29日 AFP】英王室に関する新刊のオランダ語版が販売中止となった。ヘンリー王子(Prince Harry)と妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)の子どもの肌の色を問題視する発言をした王室メンバーが誰だったのかが誤って記載されているという。

 出版社クサンダー(Xander)は、伝記作家オミッド・スコビー(Omid Scobie)氏による暴露本「Endgame」のオランダ語訳にミスがあったため、「販売を一時中止する」と発表した。「現在修正中」だという。

 英メディアによると、同書は、ヘンリー王子夫妻と王室メンバーの溝をさらに広げた人種差別問題の渦中の人物の名前に誤って言及している。

 黒人の母親と白人の父親を持つメーガン妃は2021年、米司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏のインタビュー番組で、生まれてくる第1子の肌の色の濃さを懸念する声が王室内で上がっていたと語った。

 当時、ヘンリー王子の父、チャールズ皇太子(Prince Charles、肩書は当時)は、自身に向けられた疑惑を否定。兄ウィリアム王子(Prince William、肩書は当時)も記者団に対し、「私たち英王室は決して人種差別主義者ではない」と主張していた。

 ヘンリー王子は問題の発言について、「人種差別」というより「無意識の偏見」との見方を示していた。(c)AFP