【11月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は28日、グループステージ第5節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid、スペイン)、ラツィオ(SS Lazio、イタリア)の4チームが決勝トーナメント進出を決めた。

 グループHのバルセロナは、2-1でFCポルト(FC Porto)に逆転勝利。ポルトのペペー(Eduardo Gabriel Aquino Cossa ”Pepe”)に先制点を許したが、ジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)とジョアン・フェリックス(Joao Felix)のゴールで試合をひっくり返した。

 スペイン王者のバルセロナはこれで勝ち点を12に伸ばした。ポルトは同9のままで、同日ロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp FC、ベルギー)を1-0で下したシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk、ウクライナ)と並んでいる。

 グループEのアトレティコはオランダ王者フェイエノールト(Feyenoord、オランダ)との激戦を3-1で制した。マリオ・エルモソ(Mario Hermoso)がボレーシュートを決め、他にはオウンゴールで2点を加えた。

 同組のもう1試合では、ベテランFWのチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が2ゴールを決めたラツィオ(SS Lazio、イタリア)が2-0でセルティック(Celtic、スコットランド)を下した。

 この結果、アトレティコは勝ち点を11、ラツィオは同10に伸ばして決勝トーナメントの椅子を確保した。フェイエノールトがヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)に回り、セルティックは敗退が決まった。

 グループFのドルトムントは3-1でACミラン(AC Milan、イタリア)を下し、1試合を残して16強入りを決めた。マルコ・ロイス(Marco Reus)のPKで序盤に先制すると、後半にイングランドの19歳ジェイミー・バイノーギッテンス(Jamie Bynoe-Gittens)とカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)もネットを揺らした。

 グループのもう1試合では、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)が対戦。前回対戦に4-1で大勝したニューカッスルが24分、アレクサンデル・イサク(Alexander Isak)のゴールで先制したが、PSGも終了間際の後半アディショナルタイム8分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)経由で相手のハンドによるPKを得ると、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がこれをしっかり決めて1-1の同点に追いついた。

 これにより、PSGは勝ち点7でドルトムントに次ぐグループ2位を維持した。ミランは早期敗退の危機に直面している。

 グループGのマンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)とRBライプツィヒ(RB Leipzig、ドイツ)というすでに突破を決めているチーム同士の対戦は、2点を先行されたシティが3-2で逆転勝利を収めた。(c)AFP