【11月29日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が28日、米国ツアー(US PGA Tour)とLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)との事業統合の合意成立に自信を見せ、選手にとって最善の合意にすることを約束した。

 米ツアーとLIVの事業統合の枠組みは、12月31日の期限までにウッズを含めた米ツアー6選手を含む方針委員会の承認を得る必要があり、決裂すれば両者が対立状態に戻る恐れもある。

 それでもウッズは「12月31日になるのか、遅れるかは分からないが、合意が何らかの形で成立することに自信を持っている」と話し、「全当事者で話し合い、合意成立に向けて積極的に取り組んでいる。全員で協力し合っていることはみんな理解している。訴訟もない。今は敵対し合うことなく、みんなで取り組んでいる」と続けた。

「今はあらゆる選択肢を検討し、選手にとって最善の合意を模索しているところだ。それに向けて、たくさんのことが動いている」

 未解決の課題の一つに、米ツアーからLIVへ移り、その後にツアーから資格停止処分を科された選手たちが復帰できるのかという点がある。ウッズは「道筋に関しては、まだ検討中だ。それも乗り越えようとしている部分の一つだ」と話した。

 ウッズは今週末にバハマで行われるヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)で、足首の負傷から8か月ぶりとなる復帰を予定している。(c)AFP