【11月28日 AFP】イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)は、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘休止を2日間延長することで合意した。仲介役を務めるカタールが27日、明らかにした。一方、イスラエル側はこの日、人質11人が解放され、パレスチナ人33人を釈放したと発表した。

 カタールは米国、エジプトと共に、戦闘休止の実現および延長に向けた交渉を仲介してきた。同国外務省の報道官は、「ガザ地区での人道的な戦闘休止を2日延長することで合意した」としている。

 当初予定されていた4日間の休止期限が数時間後に迫る中、ハマス側も、現行条件下での2日延長に同意したと表明した。

 一方、イスラエル軍はこの日夜、ハマスに拉致されていた人質11人が解放され、「イスラエルに到着した」と発表。

 またイスラエル当局は28日未明、同国内で収監していたパレスチナ人33人を「夜間に」釈放したと明らかにした。

 この結果、イスラエルが4日間で釈放したパレスチナ人は計150人となった。(c)AFP