【11月26日 AFP】インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州で12日に起きた建設中のトンネルの崩落事故で、救助隊は25日、トンネル内に閉じ込められている作業員41人を救出するため、縦穴の掘削作業を開始した。

 ウッタラカンド州のプシュカル・シン・ダミ(Pushkar Singh Dhami)首相は同日、深さ約90メートルの縦穴の掘削作業が始まったことを確認した。崩落現場上部からのアクセスについては、作業にリスクが伴う。

 救助隊は当初、約60メートル分の厚さの土砂と岩に、人が通れる太さの鋼管を水平に打ち込もうとしていた。だが当局によると作業員のいる場所まで9メートル地点で掘削機が硬い障害物にぶつかり、このルートの掘削は17日に中止された。

 一部が崩落したトンネルのすぐ近くでは野外病院が設置され、救急車両も待機している。(c)AFP