【11月26日 AFP】23-24フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯(NHK Trophy 2023)は25日、大阪・門真市で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、鍵山優真(Yuma Kagiyama)が世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2023)王者の宇野昌磨(Shoma Uno)を僅差で抑え、けがからの復活優勝を果たした。

 足首の負傷のため昨季を全休した鍵山は、今月の第3戦フランス杯(Internationaux de France 2023)での3位を経て、母国のファンの前でさらにレベルの高い演技を披露した。

 ショートプログラム(SP)首位から出ると、ジャンプで1回転倒したが182.88点をマークし、合計288.39点で宇野の286.55点を上回った。宇野は第4戦中国杯(Cup of China 2023)に続く2位。スイスのルーカス・ブリチュギ(Lukas Britschgi)が254.60点で3位に入った。

 最終滑走に「緊張した」という鍵山は、「終わるまでは結果は気にしていなくて、とにかくきょうは自分がやるべきことに集中してやろうとした。アクセルで転んでしまったのは悔しいけど、それ以外の要素は落ち着いてできた」と話した。

 この結果、鍵山と宇野はどちらも12月に中国・北京で行われるGPファイナル出場を決めた。

 壷井達也(Tatsuya Tsuboi)は合計216.62点で9位だった。(c)AFP