【11月22日 AFP】オーストラリアで先週、男性(43)が40分ほど先の自宅までただ乗りしようと貨物トラックの荷台下に潜り込んだところ、5時間降りれなくなる出来事が起こった。男性は「少し酒を飲んだ」と話している。

 クイーンズランド(Queensland)州警察は、髪が乱れ、混乱した様子の男性を道路脇で発見した。男性が降りようと思っていた場所から約400キロ離れた地点だったという。

 警察によると、「酔っ払った」男性はニューサウスウェールズ(New South Wales)州の海辺の町ナンブッカヘッズ(Nambucca Heads)で、一時停車していたダブル連結トラックの荷台下にある金属製のラックに乗り込んだ。

 男性は車で40分ほど離れたコフスハーバー(Coffs Harbour)で、トラックが信号で停止したら降りるつもりだった。しかし、運悪く青信号が続き5時間走り続けたため計画は大幅に狂い、クイーンズランド州で給油のために停車した際にようやく降りることができた。

 警察が公開した動画で男性は、「ひどい目に遭った。少し酒を飲んだ」と話している。

「コフスハーバーで止まると思ってトラックの下に乗り込んだら、信号はずっと青で、ここまで一度も停車しなかった」

 警官は困惑しながら、ガタガタ揺れて乗り心地は悪かっただろうと聞くと、「正直言ってばかなことをした」と話した。

 クイーンズランド州警察は「車両の人や貨物を載せるため作られていない部分」に乗ったとして、男性に288オーストラリア・ドル(約2万8000円)の罰金を科した。(c)AFP