【11月22日 AFP】サッカー国際親善試合が18日、オーストリア・ウィーンで行われ、ドイツはリロイ・ザネ(Leroy Sane)がレッドカードを受けて退場するなどし、0‐2でオーストリアに完敗を喫した。開催国として臨む欧州選手権(UEFA Euro 2024)が約半年後に迫る中、ドイツは不振が続いている。

 マルセル・サビッツァー(Marcel Sabitzer)とクリストフ・バウムガルトナー(Christoph Baumgartner)に得点を奪われたのに加え、ザネがフィリップ・ムウェネ(Phillipp Mwene)と衝突したことで後半開始早々に退場処分となったドイツとしては、散々な一夜になった。

 プロキャリアで400試合以上に出場しているザネが自身初のレッドカードを受けたことで、ドイツは1点を追いかけながら一人少ない状況で約45分間を戦った。

 主将のイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)は独公共放送ZDFに対し、「リロイのレッドカードは、いら立ちや失望といった全てをまとめたものだと思う」とし、「最終的にはオーストリアの選手に簡単にゴールを許してしまった。単に実力不足だった」と述べた。

 ドイツは2023年の国際試合11戦でわずか3勝に終わっており、その間にはハンジ・フリック(Hansi Flick)前監督が同国代表史上初の解任の憂き目にあっている。(c)AFP