ドイツ、ムスリム団体にハマス越境攻撃への非難呼び掛け
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【11月22日 AFP】ドイツのナンシー・フェーザー(Nancy Faeser)内相は21日、国内のムスリム(イスラム教徒)団体に対し、パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)による10月7日のイスラエルへの越境攻撃を明確に非難し、イスラエルへの連帯を表明するよう呼び掛けた。
ドイツには約550万人のイスラム教徒がおり、キリスト教徒に次いで多い。
フェーザー氏は独公共放送ARDとのインタビューで、「ムスリム団体に求めるのは、自分たちの立場を明確に表明し、社会的な責任を果たすことだ」と主張。
各団体にはハマスの攻撃を「明確に非難」する必要があるとし、「譲歩しつつ反論」するのではなく、「明確に態度を表明しなければならない。わが国はイスラエルを支持する」と述べた。
さらに、一部の団体は「責任を果たしている」が「果たしていない団体もある」と指摘。「私たちの価値観を守る」声を「もっと高めなければならない」と主張した。
ムスリム団体は、今のところコメントを発表していない。(c)AFP