【11月21日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏は21日、イスラエルとの停戦合意が間近だとテレグラムに投稿した。

 この中でハニヤ氏は「停戦合意は近い」とつづった。

 交渉人らは、先月7日に拉致された人質約240人の解放を目指している。

 停戦交渉はカタールが仲介。同国にはハニヤ氏を含むハマスの政治指導者が滞在している。

 情報筋2人はAFPに、暫定的な合意内容には地上戦の停止とガザ南部の空爆制限を含む5日間の停戦などがあると話した。

 引き換えに、ハマスと別のパレスチナ系武装組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」が拘束している人質50~100人が解放される。解放予定の人質はイスラエルの民間人と外国人で、軍関係者は含まれない。

 また、イスラエルの刑務所に拘束されている女性と子どもを含むパレスチナ人約300人の解放も含まれる。

 米ホワイトハウス(White House)は、交渉は「終盤」にあるとした上で、合意に達するかどうかに影響する恐れがあるとして詳細は明かさなかった。(c)AFP