【11月21日 AFP】北朝鮮は、「人工衛星」を22日から12月1日の間に発射すると海上保安庁に通告した。共同通信が21日、報じた。

 共同通信は首相官邸の発表として、岸田文雄(Fumio Kishida)首相が関係省庁に対し、発射に備えた万全の態勢確保を指示したと報じている。

 韓国の情報機関は今月に入って、北朝鮮は軍事偵察衛星の再打ち上げに向けた準備の最終段階に入っていると報告していた。

 韓国軍合同参謀本部は20日、北朝鮮に対し、軍事偵察衛星の打ち上げ準備を直ちに中止するよう要請。「警告を無視して打ち上げに踏み切れば、韓国国民の命と安全を確保するために必要な措置を講じる」と表明した。

 北朝鮮は今年、「偵察衛星」の打ち上げに2回失敗。10月に3回目の打ち上げを予告していたが、実施しなかった。(c)AFP