【11月21日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)とロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が発足するバーチャルの新設大会「TGL」が、会場に大きな破損を受けたとして、来年1月に予定されていた開幕が2025年に延期されることになった。

 TGLが20日に発表したところによると、フロリダ州南部に建設中の特設アリーナが14日に起きた停電の影響で破損し、開幕の延期を余儀なくされたという。

 アリーナは停電によって仮設電源システムとバックアップシステムに不具合が生じ、ドームがしぼんで建物が破損したが、負傷者はおらず、テクノロジー部分の大半は無事だった。

 メジャー通算15勝を誇り、参加チームのジュピター・リンクス(Jupiter Links)で共同オーナーを務めるウッズは、「前週の出来事によってスケジュールの調整を余儀なくされているが、この構想は素晴らしい献身的な選手たちによって実現されると確信している」と述べた。

 TGLは米国ツアー(US PGA Tour)との競合を避けて月曜夜に行われ、フロリダの特設会場ではアトランタ(Atlanta)、ボストン(Boston)、サンフランシスコ、ロサンゼルス、そしてニューヨークのチームを加えた計6チームがシミュレーターや特注グリーンでプレーを競う。

 大会にはウッズとマキロイのほか、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)やリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)、コリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)、マシュー・フィッツパトリック(Matthew Fitzpatrick、イングランド)、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、ジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)らも参加する予定となっている。(c)AFP