【11月21日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー(US PGA Tour)のジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーは20日、LIVゴルフリーグ(LIV Golf League)との事業統合に向けた方針委員会のメンバーについて、辞任したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)に代わりジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が選出されたと発表した。

 メジャー通算3勝を誇る30歳のスピースは、委員会のメンバーある米国勢のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson)、ピーター・マルナティ(Peter Malnati)、チャーリー・ホフマン(Charley Hoffman)、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)の5人による投票で選ばれた。2024年末までのマキロイの残り任期を務めるという。

 通算4度のメジャー制覇を果たしているマキロイは前週開かれた今年最後の会合で、家族との時間をはじめ、競技やビジネスに集中する時間を増やしたいとして、委員会から離れると表明していた。

 PGAとLIVゴルフを支援するサウジアラビアの政府系基金パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が計画している事業統合の枠組みが年内に承認の期限を迎える中、現在PGA、DPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)、PIFの間で合意条件をめぐる交渉が行われている。

 今回の事業統合が6月に発表された際、わずか数時間前にニュースを知らされたというマキロイを含むツアープレーヤーたちは衝撃を受けていた。(c)AFP