【11月20日 AFP】ロードレース世界選手権、第19戦カタールGPは19日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が2位に入り、総合連覇へさらに前進した。

 唯一のライバルであるプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が10位に終わったため、両者のポイント差は21点に拡大した。

 シーズンは次週行われる最終戦のバレンシアGPを残すのみとなっており、同GPで獲得できるのは、スプリントと決勝を合わせて最大37ポイントとなっている。

 前日のスプリントを制してバニャイアとの差を一時は7ポイントまで縮めていたマルティンはレース後、リアタイヤが「ひどかった」と明かし、「優勝できる可能性もあったのに」と嘆いた。

 優勝はグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Fabio Di Giannantonio、イタリア)。来季のシート喪失が決まっているジャンアントニオは、最高峰クラス初勝利を飾り、自身の力を疑った人たちへの「リベンジ」を果たせたと話した。

 ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のルカ・マリーニ(Luca Marini、イタリア)が3位に入った。(c)AFP