【11月18日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は17日、X(旧ツイッター)運営会社オーナーで世界一の大富豪のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が反ユダヤ主義を助長する「忌まわしい」行為をしていると非難した。

 アンドルー・ベイツ(Andrew Bates)報道官は、マスク氏が反ユダヤ主義的な陰謀論を支持した投稿に言及し、こうした「とんでもないうそ」を繰り返すことは「容認できない」と批判。

「反ユダヤ主義や人種的憎悪を助長するこの忌まわしい行為を強く非難する。こうした思想は米国人の中核的価値観に反している」「われわれには国民を団結させて憎悪に立ち向かう責任があり、同胞である米国人の尊厳を攻撃し、地域社会の安全を損なう人物を非難する義務がある」と続けた。

 問題となっているマスク氏の投稿は、Xへの反ユダヤ主義的投稿に対して「あなたはまさに真実を言った」とリポストしたもの。

 ホワイトハウスや米メディアによれば、元の投稿は白人至上主義者の間で長い間信じられている陰謀論に言及したもので、ユダヤ人は多数派の白人の割合を減少させようと不法移民流入を秘密裏に計画していると唱えていた。(c)AFP