【11月15日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に15日、エジプトとの境界にあるラファ(Rafah)検問所を経由して燃料輸送車が入ったと、エジプト政府系のアルアカヘラ・ニュース(Al Qahera News)が伝えた。燃料がガザに搬入されるのは、イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の衝突が始まった先月7日以来初めてとされる。

 エジプトの情報筋によると、この燃料は「パレスチナ側のトラックが燃料不足で動かなくなっていることを受け、支援物資の輸送を支援するため」国連(UN)向けに届けられるという。

 ラファ検問所では、燃料を乗せたトラックがさらに2台通過を待っているとの目撃情報もある。

 ただし、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は報道された燃料輸送について、確認できていないとしている。

 UNRWAの広報責任者はAFPに対し、「10月7日以降、ガザには燃料が全く届いていない。変化があれば、UNRWAから情報を提供する」と述べた。(c)AFP