【11月13日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは12日、第12節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は後半アディショナルタイム5分に同点ゴールを許し、チェルシー(Chelsea)と4-4でドロー。勝利したリバプール(Liverpool FC)が2位に浮上した。

 シティはアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)のPKで先制したが、ここまで低調な試合が多かったチェルシーも、最強の敵に対してついに本領を発揮。CKからチアゴ・シウバ(Thiago Silva)が同点ゴールを決めると、相手のミスから元シティのラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が逆転ゴールを挙げた。

 シティはマヌエル・アカンジ(Manuel Akanji)の得点で前半のうちに追いつき、後半開始直後の47分にはハーランドの今季公式戦17ゴール目で再逆転に成功した。しかしチェルシーも味方のシュートのこぼれ球をニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が押し込み、再び同点に追いついた。

 その後の86分にはロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)のシュートが相手に当たってゴールに入り、これでシティの勝利は確実かに思われたが、チェルシーは迎えた後半アディショナルタイム5分、コール・パーマー(Cole Palmer)が古巣相手にPKを冷静に決めて引き分けに持ち込んだ。

 両者勝ち点1の痛み分けに終わったが、シティはリバプールと1ポイント差の首位を守った。チェルシーは10位にとどまり、4位との勝ち点差はまだ10ポイント残っている。

 リバプールはモハメド・サラー(Mohamed Salah)の2ゴールなどでブレントフォード(Brentford FC)に3-0で快勝した。

 サラーは39分にゴールラッシュの口火を切る先制点を決めると、62分には味方のクロスに頭で合わせて今季公式戦12ゴール目。74分にはジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)にもゴールが生まれた。これでリバプールは、本拠地アンフィールド(Anfield)では公式戦9試合で27ゴールを重ねて全勝している。

 シティとリバプールは、代表戦による2週間の中断明けに直接対決を迎える。

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は1-1でシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)と引き分けた。

 シモン・アディングラ(Simon Adingra)のゴールで先制したが、退場者を出して残り20分を10人で戦うことを強いられると、その後にオウンゴールを献上。ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)ではアヤックス(Ajax)に連勝したが、プレミアでは苦戦が続いている。(c)AFP/Kieran CANNING