【11月10日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は9日、グループステージ第4節の試合が各地で行われ、E組のリバプール(Liverpool FC、イングランド)は2-3でトゥールーズ(Toulouse FC、フランス)に敗れた。B組のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC、イングランド)やH組のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen、ドイツ)は勝利した。

 敵地に乗り込んだリバプールは、36分にコスタス・ツィミカス(Kostas Tsimikas)がアーロン・ドヌム(Aron Donnum)にボールを奪われたところからそのまま先制点を決められると、58分にはタイス・ダリンハ(Thijs Dallinga)に追加点を許して0-2とされた。

 74分に相手のオウンゴールで1点を返したが、直後にフランク・マグリ(Frank Magri)に3点目を入れられ再び2点差に。89分にはジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)の得点で追い上げ、アディショナルタイムにはジャレル・クアンサ(Jarell Quansah)がゴールネットを揺らしたが、物議を醸すビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末に同点弾は認められず、まさかの今大会初黒星を喫した。

 今節での決勝トーナメント進出を逃したリバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は試合後、「相手が決定的なタックルや球際の勝負でほとんど勝っていたので負けは妥当だ」と述べた。

 アヤックス(Ajax、オランダ)とアウェーで対戦したブライトンは、アンス・ファティ(Ansu Fati)とシモン・アディングラ(Simon Adingra)のゴールで2-0で勝利し、グループステージ突破に大きく前進した。同組3位のAEKアテネ(AEK Athens、ギリシャ)が首位のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に0-2で敗れたため、2位ブライトンはAEKアテネとの勝ち点差を3としている。

 ブンデスリーガ1部で首位を走るレバークーゼンは1-0でカラバフFK(Qarabag FK、アゼルバイジャン)を退け4連勝とし、決勝トーナメント進出を決めた。

 グループDのアタランタ(Atalanta、イタリア)もSKシュトゥルム・グラーツ(SK Sturm Graz、オーストリア)を1-0で下し、ベスト16入りが確定した。

 昨季のヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2022-23)を制したA組首位のウェストハム(West Ham、イングランド)はオリンピアコス(Olympiakos、ギリシャ)に1-0で勝利。同組のSCフライブルク(SC Freiburg、ドイツ)は堂安律(Ritsu Doan)のゴールなどでTSC(セルビア)に5-0で大勝し、ウェストハムと勝ち点9で並んでいる。

 グループGのASローマ(AS Roma、イタリア)は0-2でスラビア・プラハ(Slavia Prague、チェコ)にまさかの敗戦を喫し、今大会初黒星。得失点差でスラビアにグループ首位の座を奪われた。(c)AFP/Neil FULTON