【11月9日 AFP】欧州連合(EU)の欧州委員会(European Commission)は8日、ジョージアをEU加盟候補国として承認することを提案した。これを受け、同国の首都トビリシでは、市民数千人がEU加盟を支持するデモを行った。

 同委はウクライナとモルドバについては、EU加盟に向けた交渉開始を勧告している。

 ジョージアの大統領府前には、EUの旗やジョージアの国旗を手にした市民が集まった。サロメ・ズラビシビリ(Salome Zurabishvili)大統領は市民の前に姿を見せ、EU加盟国に宛てた嘆願書を読み上げ、「われわれの未来はあなた方、欧州と共にある。この未来の他に選択肢はない」と訴えた。

 承認については、12月のEU首脳会議で最終決定される。

 ジョージアは昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、ウクライナ、モルドバと共にEU加盟を正式に申請していた。(c)AFP