【11月8日 AFP】国際ブドウ・ワイン機構(OIV)は7日、今年の世界のワイン生産量は、産地が異常気象に見舞われたことから、1961年以来の低水準となるとの予測を発表した。

 OIVによると、世界のワイン生産量は昨年から7%減の2億4410万ヘクトリットルの見込み。「早霜や豪雨、干ばつなどの異常気象がまたもや、世界のブドウ生産に大きな影響を与えた」と説明した。

 南半球の多くの生産地では、生産量が大幅に減少した。オーストラリア、アルゼンチン、チリ、南アフリカ、ブラジルでは生産量が10~30%減少した。

 生産量1位だったイタリアは12%減で世界の生産国トップから転落。着実に生産を伸ばしたフランスが1位となった。

 スペインは14%減、過去5年平均からも19%減となったが、3位にとどまった。(c)AFP