【11月8日 AFP】米国務省報道官は7日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が戦後のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の統治をイスラエルが担う考えを示したことについて、米国としてはガザを再び長期占領下に置くことに反対すると述べた。

 ベダント・パテル(Vedant Patel)報道官は記者団に対し、「ガザは現在、パレスチナ人の土地であり、今後もそうあり続ける」とし、パレスチナ人の手によって統治されるべきだと主張。「一般論として、わが国はガザの再占領を支持していないし、イスラエルも支持していない」と語った。

 イスラエルは1967年、6日間で圧勝した第3次中東戦争の結果、ガザを占領。2005年に完全撤退したが、イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するようになると、封鎖を強化していった。(c)AFP