【11月7日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)決勝で退場処分になったニュージーランド代表主将のサム・ケイン(Sam Cane)は6日、2試合の出場停止処分を受けた。

 ケインは10月28日に行われた試合の前半に南アフリカのジェシー・クリエル(Jesse Kriel)に対するタックルでシンビンとなり、その後の検証の末これがレッドカードに変更されたため、W杯の決勝で退場した史上初の選手となってしまった。

 頭部の接触を引き起こしたファールについては通常6試合の出場停止処分が科せられるが、ワールドラグビー(World Rugby)はケインの過去の懲戒歴、ファウルの早期認識などを考慮して3試合の軽減が適切であると判断。さらにケインが「コーチング・インターベンション・プログラムを完了することを条件」として、処分が2試合にまで減った。

 2024年シーズンを控えるリーグワン1部の東京サントリーサンゴリアス(Tokyo Suntory Sungoliath)への加入が決まったばかりのケインは、チーム加入後最初の2試合を欠場することになる。(c)AFP