【11月7日 AFP】サッカーブラジル代表のフェルナンド・ジニス(Fernando Diniz)暫定監督は6日、W杯北中米大会(2026 World Cup)南米予選に臨むメンバーを発表し、17歳の新星エンドリッキ(Endrick)を初招集した。

 18歳になる2024年7月にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に加入することが決まっているエンドリッキは、1994年のロナウド(Ronaldo)以降では最年少でのセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)招集となった。ジニス暫定監督は負傷中のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の代役を探しており、今月16日に行われる敵地でのコロンビア戦か同21日のホームでのアルゼンチン戦でシニア代表デビューを飾る可能性がある。

 ジニス氏は代表発表会見で「彼は素晴らしい才能を持った選手。今回の招集はプレッシャーではなくご褒美であり、その将来性を見据えたものだ」とコメントした。

 レアルが7200万ユーロ(約116億円)の移籍金で獲得したと報じられているエンドリッキは、現在カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラス(Palmeiras)でプレーしており、1日に行われた首位ボタフォゴFR(Botafogo FR)との試合では2ゴールを挙げ、チームの4‐3の逆転勝利に貢献している。

 また、先日のリベルタドーレス杯(Copa Libertadores 2023)決勝で優勝を飾ったフルミネンセ(Fluminense)の指揮官も務めるジニス氏は、ネイマールが戦線離脱する中で攻撃陣を刷新しており、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)のジョアン・ペドロ(Joao Pedro)やアトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)のパウリーニョ(Paulo Henrique Sampaio Filho "Paulinho")、FCポルト(FC Porto)のペペー(Eduardo Gabriel Aquino Cossa "Pepe")にも代表デビューの可能性がある。
 
 一方でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のリシャルリソン(Richarlison)は、まさかの招集外となっており、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するカゼミーロ(Casemiro)もネイマールと同様に負傷のためメンバー入りしていない。(c)AFP