【11月6日 AFP】ドイツ・ハンブルク(Hamburg)空港で5日、4歳の娘を人質に取り、銃を持って車に立てこもっていた男が数時間にわたる警察の説得の後、「無抵抗で」投降した。空港はこの間、離着陸を停止していた。

 立てこもっていたのはトルコ人の男(35)で、4日夜、娘の母親と親権をめぐり口論となり、車で制限区域を突破して駐機場に侵入。銃を上に向け2発撃った後、火炎瓶2本を車外に投げ、トルコ航空機の下に車を止めて立てこもった。男は娘連れでの搭乗を要求していた。

 警察によると、男は同日、ハンブルク近郊のシュターデ(Stade)にある妻の家から娘を連れ去り、妻が通報していた。男は精神的な問題を抱えていたという。

 警察はX(旧ツイッター)に、「男は無抵抗で治安部隊に連行された」と投稿。娘の健康状態に問題はなさそうだとしている。

 男は昨年3月にも娘をトルコに連れ去り、警察の取り調べを受けていた。(c)AFP