【11月5日 AFP】ネパールの警察は4日、前夜に西部で起きたマグニチュード(M)5.6の地震について、少なくとも157人が死亡、199人が負傷したと発表した。

 地震は深夜に発生。土壁の家屋が倒壊し、住民は暗がりの中、生存者を探した。国家警察によると、揺れが最も大きかったジャジャルコット(Jajarkot)郡で157人、ルクム(Rukum)郡でも52人が死亡した。

 現場には救助隊員が徒歩やヘリコプターで入っているが、地元警察は「へき地のため情報収集が困難」としている

 プスパ・カマル・ダハル(Pushpa Kamal Dahal)首相は4日、被災地を視察し、「政府として犠牲者家族への見舞金給付と負傷者支援に真剣に取り組む」と表明した。(c)AFP/Prakash MATHEMA