【11月2日 AFP】23MLBは1日、ワールドシリーズ(7回戦制)第5戦が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)を球団創設63年目にして初の優勝に導いたコーリー・シーガー(Corey Seager)遊撃手が、自身2度目のシリーズ最優秀選手(MVP)に輝き、名選手に肩を並べた。

 29歳のシーガーは、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)時代の2020年のワールドシリーズでもMVPに選ばれており、複数回受賞は殿堂入り選手のボブ・ギブソン(Bob Gibson)、サンディ・コーファックス(Sandy Koufax)、レジー・ジャクソン(Reggie Jackson)に続き史上わずか4人目。異なるチームでの受賞はシーガーとジャクソンのみで、ア、ナ両リーグでの受賞は史上初となった。

 今シリーズは21打数6安打、打率.286、3本塁打、6打点を記録し、4勝1敗で世界一に輝いたレンジャーズに貢献した。5-0で勝利したこの日の試合でも、6回まで無安打だった中でチーム初安打を放ち、先制のホームを踏んだ。

 試合後のインタビューでは「本当に特別な瞬間」と喜んだシーガー。「ものすごい満足感だ。何時間も努力し、162試合、毎日出場して戦うことに集中してきた。簡単なことではない。それを遂行できたチームをただただ誇りに思う」と話し、「自分だけではない」とチーム一丸となっての結果だと強調した。(c)AFP