【11月2日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)は1日、所属するアンワル・エル・ガジ(Anwar El Ghazi)が、イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の武力衝突に関する自身の発信を「後悔していない」と述べたことは「驚きであり、理解不能だ」と表明した。

 マインツはオランダ人選手のエル・ガジが「現在中東で起こっている衝突に対して、受け入れがたいと思える立ち位置を取った」として、10月17日に活動停止処分を言い渡していたが、同30日にその投稿から「明確に距離を置いた」ことを受け、「すぐ」にも復帰する可能性があると発表していた。

 しかしエル・ガジは1日、ソーシャルメディアに「自分の立場については後悔も反省もしていない」と投稿し、「原因が私にあるとされている別の発言、コメント、謝罪は事実に反しており、私によってなされたものでも、私が承認したものでもない」と続けた。

 マインツはこの投稿に反応し、「この問題を法的に調査し、その後評価する」と述べている。

 エル・ガジは紛争が始まると、SNSで「川から海まで、パレスチナを自由に」というフレーズを含む複数の投稿をシェア。このスローガンについては、イスラエルの破壊を呼び掛けるものとする見方もあれば、パレスチナとイスラエルの対等性をアピールするものだという解釈もある。

 マインツによると、エル・ガジは「月曜日(10月30日)に体調不良の連絡を入れており、現在は練習に参加していない」という。(c)AFP