【11月2日 AFP】(更新)23MLBは1日、ワールドシリーズ(7回戦制)第5戦が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)は5-0でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)を下して戦績を4勝1敗とし、球団創設63年目で初優勝を飾った。

 前日に11安打で11得点を挙げたレンジャーズ打線は、ダイヤモンドバックスの先発投手ザック・ガレン(Zac Gallen)に6回まで無安打に抑え込まれたが、3連打が生まれた7回にミッチ・ガーバー(Mitch Garver)の適時打で先制。9回には相手守備の失策絡みで追加点を挙げると、さらにマーカス・セミエン(Marcus Semien)に2点本塁打が生まれた。

 今シリーズで3本塁打、6打点を記録したコーリー・シーガー(Corey Seager)が、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)在籍時の2020年に続くワールドシリーズ最優秀選手(MVP)を獲得した。2度目の受賞は史上4人目となっている。

 また、レンジャーズのブルース・ボウチー(Bruce Bochy)監督は、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)時代に続いて自身4度目のワールドシリーズ制覇を遂げている。

 1961年にワシントン・セネタース(Washington Senators)として創設され、72年からテキサスに移ったレンジャーズは、2010年にジャイアンツ、2011年にはセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)に敗れ、2度頂点を逃していた。

 また、直近6シーズンは負け越しでプレーオフ進出すら逃していたものの、ダイヤモンドバックスの本拠地でも3連勝を飾って優勝を決めるなど、今プレーオフでは敵地で11戦全勝を果たしている。

 一方のダイヤモンドバックスは、過去唯一の出場で優勝を果たした2001年以来のタイトル獲得はならなかった。(c)AFP