【11月1日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)とエジプトの境界にあるラファ(Rafah)検問所が1日、同地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの大規模攻撃後初めて再開された。大勢の外国人と負傷者がガザを脱出し始める様子を、現地で取材に当たっているAFP記者が確認した。

 ハマスがイスラエルを攻撃した先月7日以降、緊急に必要な支援物資の輸送車両はエジプトとガザ間を往来していたが、人の通過は認められていなかった。

 検問所には1日早朝から、人々の列ができていた。外国人や二重国籍者計545人と、傷病者約90人の出発が見込まれていた。エジプト側では、傷病者を搬送するため救急車が待機していた。

 ガザの保健当局によると、イスラエルの報復攻撃による負傷者は1万5000人を上回っている。死者は8500人以上で、うち3分の2が女性や子どもだという。(c)AFP