【11月1日 AFP】スペインのレオノール皇太子(Crown Princess Leonor)は10月31日、18歳の誕生日を迎え、議会で憲法を前に立太子の宣誓を行った。これにより皇太子は、国王である父フェリペ6世(King Felipe VI)の法的後継者となり、国王不在の場合は自動的に国家元首となる。

 式典には、フェリペ6世とレティシア王妃(Queen Letizia)、妹のソフィア王女(Princess Sofia)も参列した。

 白いスーツに身を包んだ皇太子は、37年前にフェリペ6世が行ったのと同じ憲法の前で宣誓。

「責務を忠実に果たし、憲法と法律を守り、守らせ、市民と自治州の権利を尊重し、国王に忠誠を尽くすことを誓います」と述べると、場内には大きな拍手が湧き起こり、フェリペ6世は皇太子を抱擁した。

 国内各地の教会では鐘が鳴らされ、マドリード市内に設置された巨大スクリーンで式典を見ていた群衆も拍手を送り、歓声を上げた。

 その後、皇太子がマドリード市内を車で王宮に向かうと、沿道からは「誕生日おめでとう!」「スペイン万歳!」などの声が上がった。(c)AFP/Alfons LUNA