【11月1日 AFP】23MLBは31日、ワールドシリーズ(7回戦制)第4戦が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)は序盤に大量得点を挙げて11-7でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)を下し、球団初のタイトル獲得に王手をかけた。

 この試合を前に、主砲のアドリス・ガルシア(Adolis Garcia)外野手とマックス・シャーザー(Max Scherzer)投手が、第3戦での負傷を理由に今シリーズの出場が絶望となって動揺が走ったレンジャーズだったが、コーリー・シーガー(Corey Seager)とマーカス・セミエン(Marcus Semien)が本塁打を放つなどし、対戦成績を3勝1敗とした。

 2回にダイヤモンドバックスの先発投手ミゲル・カストロ(Miguel Castro)の暴投で先制したレンジャーズは、二死からセミエンの適時三塁打で2点を追加すると、さらにシーガーに2点本塁打が飛び出して一挙5点を挙げた。

 3回には再び二死満塁のチャンスを得ると、トラビス・ジャンコウスキー(Travis Jankowski)が適時打、続けてセミエンが相手の傷口に塩を塗る3点本塁打を放ち、レンジャーズは3回を終えて10点をリードした。

 ダイヤモンドバックスは4回に犠飛で1点を返したが、この時点ですでに手遅れとなっており、レンジャーズの投手陣に抑え込まれた打線に逆転するすべはなかった。

 8回にレンジャーズのジョナ・ハイム(Jonah Heim)にも本塁打が飛び出して11-1となる中、ダイヤモンドバックスはその裏に4点、9回に2点を返し、本拠地のファンに応えるだけのプレーを見せた。

 第4戦は11月1日に同じくダイヤモンドバックスのホームで行われ、レンジャーズは勝てば球団初の優勝が決まる。(c)AFP