【10月31日 AFP】アイスランド出身のシンガー・ソングライター、ビョーク(Bjork)さんとスペインのポップスター、ロザリア(Rosalia)さんが、サケ養殖場に抗議するためにデュエットした楽曲「Oral」を11月9日にリリースする。

 ビョークさんのスタッフは30日、楽曲の売り上げは、養殖場に反対している人々の訴訟費用に充てられるとAFPに明らかにした。

 ビョークさんは今月、「アイスランドには、欧州最大の手付かずの自然が残っている。アイスランドとノルウェーの企業家が、私たちの国のフィヨルドの大部分で養殖場を購入し始めた時、大きな衝撃を受けた」とのメッセージを発表。

 また、彼らを止める規制は「ほぼなく」、養殖されている魚は「ひどい健康状態」にあるとし、養殖場から逃げ出したサケが野生のサケと交雑すると、アイスランドのサケのDNAに影響する危険性があると主張した。

 ビョークさんは以前から環境保護に熱心で、最近のコンサートではスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんのメッセージを紹介しており、捕鯨反対運動にも参加している。(c)AFP