【10月31日 AFP】インドネシア当局は30日、結婚披露宴用に購入した密造酒を飲んだ12人が死亡、4人が重体となっていると明らかにした。イスラム教徒が多数を占める同国では、密造酒による死亡事故が後を絶たない。

 インドネシアのイスラム教徒は穏健派が多く、大都市ではアルコール類を購入できる。しかし、税率が高く、中には危険を承知で密造酒を選ぶ人もいる。

 西ジャワ(West Java)州スバン(Subang)の総合病院の広報担当者は30日、28日に「アルコール中毒」で18人が搬送されたと明らかにした。うち1人が病院に搬送された時点で死亡していたほか、11人が搬送後に亡くなった。犠牲者は16~45歳。このほか4人が重体で、1人は快方に向かっている

 スバン警察によると、密造酒は28日の結婚披露宴で飲むために購入されたものだった。今回の事故に関連し、既に容疑者を拘束しているという。(c)AFP