【10月30日 AFP】23NFLは29日、第8週の試合が行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)が24-9で王者カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)を下し、番狂わせを演じた。

 チーフス相手に16連敗を喫していたブロンコスは、QBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)が3本のタッチダウンパスを通すと、守備陣はチーフスのQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)のパスを2回インターセプトするなど5度のターンオーバーを記録し、2015年以来の白星を飾った。

 先月にはマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)に70点を奪われていたブロンコスだったが、マホームズは約2年ぶりにタッチダウン0で試合を終えた。アメリカン・カンファレンス(AFC)西地区チームとのロードゲームは負け知らずだったマホームズは、ブロンコス戦での初黒星を喫しており、チームの連勝も6で止まった。

 一方でシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)もサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)を31-17で破る金星を挙げた。

 ベンガルズは、QBジョー・バロウ(Joe Burrow)が3本のタッチダウンパスを通すなどし、フォーティナイナーズに一度もリードを許さなかった。フォーティナイナーズは開幕5連勝の後、これで3連敗となった。

 フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)は38-31でワシントン・コマンダーズ(Washington Commanders)を退け、7勝1敗で両カンファレンスを通じてトップに躍り出た。QBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)は38本中29本のパスを通すと319ヤードを獲得し、タッチダウンは4本を数えた。

 その他では、31-17でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を下したドルフィンズ、31-24でアリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)に勝利したボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)、20-10でピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を退けたジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)が、6勝2敗に伸ばした。(c)AFP