【10月30日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は29日、年間表彰を行い、ニュージーランド代表のナンバー8アーディ・サベア(Ardie Savea)が、男子15人制の年間最優秀選手に選出された。

 サベアは、南アフリカ代表のエベン・エツベス(Eben Etzebeth)、フランス代表のアントワーヌ・デュポン(Antoine Dupont)、アイルランド代表のバンディー・アキ(Bundee Aki)を抑えての受賞を果たした。

 28日に行われたW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)決勝では、南アフリカが12-11でニュージーランドを下し、史上最多4回目の優勝を果たした。W杯決勝で敗れたチームの選手の受賞は、2011年のフランス代表ティエリ・デュソトワール(Thierry Dusautoir)以来となっている。

 今W杯で7試合中6試合に先発出場したサベアは、南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2023)でチームを通算20回目の優勝に導いた。オールブラックスの選手の受賞は、2017年のボーデン・バレット(Beauden Barrett)以来となった。

 一方、年間最優秀指揮官にはアイルランド代表のアンディ・ファレル(Andy Farrell)ヘッドコーチ(HC)が選出されている。

 また、元ニュージーランド代表のダン・カーター(Dan Carter)氏や元南アフリカ代表のブライアン・ハバナ(Bryan Habana)氏、元オーストラリア代表のジョージ・スミス(George Smith)氏、元アルゼンチン代表のファン・マルティン・エルナンデス(Juan Martin Hernandez)、そしてデュソトワール氏のワールドラグビー殿堂(World Rugby Hall of Fame)入りも発表された。(c)AFP