【10月29日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は28日、第9節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は8-0で昇格組のダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に大勝。ハリー・ケイン(Harry Kane)が自陣からのロングシュートを決めるなどしてハットトリックを達成し、守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)の復帰戦を祝った。

 試合はブンデスリーガ史上初めて、前半だけで3人の退場者が出る波乱の展開となった。バイエルンも早々にヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)がレッドカードを受け、脚の骨折からおよそ1年ぶりに復帰したノイアーにとっては考えられる限り最悪の立ち上がりとなった。

 それでもチームは、後半の25分間で一気に7ゴールを奪って圧勝した。その中でケインは均衡を破る先制点を決め、さらにセンターサークルから相手GKの頭上を抜くロングシュートでチーム5点目。終了2分前にも得点を挙げ、今季まだリーグ9試合で2回目のハットトリックを達成した。

 バイエルンはこれで、2位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と勝ち点1差の暫定首位に浮上した。

 今季好調のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は、ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)とのダービーに2-3で敗れ、今季ホーム初黒星を喫した。シュツットガルトはこれで3位に後退している。

 RBライプツィヒ(RB Leipzig)は6-0でケルン(1. FC Cologne)を粉砕し、シュツットガルトと勝ち点1差の4位に浮上した。ティモ・ヴェルナー(Timo Werner)の序盤のPKで先制すると、前半終了間際に3連続ゴール、試合終了直前にも2ゴールを奪った。(c)AFP/Kit HOLDEN