【10月27日 AFP】エジプト軍は27日、イスラエルと国境を接する町に「所属不明の無人機が墜落」し、6人が負傷したと発表した。

 現場は、紅海(Red Sea)沿岸のタバ(Taba)。国境を挟んでイスラエルのリゾート地エイラート(Eilat)と接しており、国境検問所にも近い。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の境界からは、約200キロ離れている。

 軍報道官は、「タバ病院の隣の建物」に無人機が突っ込んだと明らかにした。

 エジプト情報機関系のテレビ局アルカヘラ・ニュースは27日、軍の発表より前に、「ガザにおける事態の深刻化」の影響で「ロケット弾」がタバに落下したと報じていた。

 イスラエル軍は、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)への攻撃や、ガザ地区の監視のために無人機を使用している。一方、ハマスや他の武装組織も、イスラエルに対し大量のロケット弾を発射しているほか、無人機も導入している。(c)AFP