【10月27日 AFP】ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相は26日、ロシアと意思疎通できる関係を保っていることを誇りに思うと述べた。

 ハンガリーは欧州連合(EU)加盟国だが、オルバン氏は昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後も、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と緊密な関係を維持している。先月は中国・北京で「一帯一路」フォーラムに出席した際にプーチン氏と会談し、他のEU諸国の首脳らを激怒させた。

 オルバン氏はベルギー・ブリュッセルで開催されたEU首脳会議の前に報道陣に対し、「わが国はロシアとのあらゆる対話チャンネルを維持している。そうしなければ、和平のチャンスはない。これは戦略であり、誇りに思っている」「全欧州民の利益となる和平のために発言しているのは、わが国だけだ」と語った。

 オルバン氏は17日に北京で行ったプーチン氏との会談で、エネルギー協力について協議した。(c)AFP