【10月27日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のイアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)は26日、南アフリカと対戦する28日のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)決勝に向けた登録メンバーを発表し、先発の布陣はサム・ホワイトロック(Sam Whitelock)に代えてブロディー・レタリック(Brodie Retallick)を入れるにとどめた。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)で歴代最多キャップ数を誇り、W杯優勝経験があるメンバー6人のうちの1人であるホワイトロックは、テストマッチ通算153試合目の大一番でベンチスタートとなった。優勝すれば、男子では史上最多3回目となる。

 その他では、リザーブのフレッチャー・ニューウェル(Fletcher Newell)に代わってネポ・ラウララ(Nepo Laulala)が入る以外に変更はなかった。

 ニュージーランドが1987年、2011年、2015年にW杯制覇を成し遂げている中、フォスターHCは「こうしてまたW杯決勝で母国の旗を掲げることができるのは光栄」とコメントした。

 また、今大会のチームの戦いぶりを誇らしく思うとしながらも「まだ仕事は終わっていない。目の前に高い壁が立ちはだかっているのは重々承知している」としつつ、「国外で開催された7回のW杯で、オールブラックスが優勝したのは1回だけだ。つまり、それがどれほど難しいことか物語っているが、この一年ずっとそうだったように、このチームは互いのためにハードワークする強い決意を持っている」と語った。

 ニュージーランドの登録メンバーは以下の通り。

■先発(1‐15):イーサン・デグルート(Ethan de Groot)、コディー・テイラー(Codie Taylor)、ティレル・ロマックス(Tyrel Lomax)、ブロディー・レタリック、スコット・バレット(Scott Barrett)、シャノン・フリゼル(Shannon Frizell)、サム・ケイン(Sam Cane)、アーディ・サベア(Ardie Savea)、アーロン・スミス(Aaron Smith)、リッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)、マーク・テレア(Mark Tele'a)、ジョーディー・バレット(Jordie Barrett)、リコ・イオアネ(Rieko Ioane)、ウィル・ジョーダン(Will Jordan)、ボーデン・バレット(Beauden Barrett

■リザーブ(16‐23):サミソニ・タウケイアホ(Samisoni Taukei'aho)、タマイティ・ウィリアムス(Tamaiti Williams)、ネポ・ラウララ、サム・ホワイトロック、ダルトン・パパリイ(Dalton Papali'i)、フィンレー・クリスティー(Finlay Christie)、ダミアン・マッケンジー(Damian McKenzie)、アントン・リエナートブラウン(Anton Lienert-Brown

(c)AFP/Luke PHILLIPS