【10月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は24日、グループステージ第3節の試合が行われ、グループAのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、イングランド)は1-0でFCコペンハーゲン(FC Copenhagen、デンマーク)に勝利し、貴重な白星を挙げた。

 試合前に先日86歳で死去したクラブのレジェンド、ボビー・チャールトン(Bobby Charlton)氏に1分間の黙とうをささげたユナイテッドは、72分にハリー・マグワイア(Harry Maguire)が得点を挙げると、後半アディショナルタイム7分にはGKアンドレ・オナナ(Andre Onana)がPKをストップして勝利を飾った。

 今大会初勝利で初の勝ち点を手にしたユナイテッドは、16強入りに向けて可能性を残した。

 一方、同組ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)がガラタサライ(Galatasaray、トルコ)に3-1で勝利して3連勝を飾り、独走態勢を築いている。

 キングスレイ・コマン(Kingsley Coman)のゴールで先制した後、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)のPKで追いつかれてハーフタイムを迎えたバイエルンだったが、73分にハリー・ケイン(Harry Kane)が勝ち越し弾を決めると、さらにケインのお膳立てからジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が追加点を挙げた。

 グループCのレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)はロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)とジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)のゴールでSCブラガ(SC Braga、ポルトガル)を2-1で下し、こちらも3連勝となった。

 カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督のチャンピオンズリーグ通算200試合目でロドリゴが先制ゴールを決めると、今季ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から加入したベリンガムが今大会3戦連発、公式戦では12試合で11点目となるゴールを挙げた。

 首位のレアルは次節、ホームでのブラガ戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が確定する。この組のもう1試合では、ナポリ(SSC Napoli、イタリア)が1-0でウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin、ドイツ)を退け、2位につけている。

 グループBでは、アーセナル(Arsenal、イングランド)が敵地でセビージャFC(Sevilla FC、スペイン)に2-1で勝利。前半アディショナルタイムにガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)が先制点を決めると、後半にガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が追加点を記録し、その後のセビージャの反撃を1点に抑えた。

 これで首位に立ったアーセナルを、勝ち点1差でランス(RC Lens、フランス)が追いかけている。前節アーセナルに勝利したランスはこの日、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven、オランダ)と1-1で引き分けた。

 昨季決勝に進出したインテル(Inter Milan、イタリア)はホームでレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg、オーストリア)を2-1で下し、ベンフィカ(Benfica、ポルトガル)に1-0で勝利したレアル・ソシエダ(Real Sociedad、スペイン)とともに勝ち点7でグループDのトップに立っている。(c)AFP/Andy SCOTT