【10月25日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は24日、次回W杯(Rugby World Cup)である2027年オーストラリア大会について、本戦出場国を20か国から24か国に拡大することを発表した。

 WRは4か国の追加によって、「今までよりも多くのチームや地域大会で、予選通過の機会が増える」と発表した。

 また、2027年大会の組み合わせ抽選は2026年1月に行われることになった。WRのアラン・ギルピン(Alan Gilpin)最高経営責任者(CEO)は、この変更は「妥協案」ではあるが、現状よりは良いと話している。

 現在開催中のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は、28日に前回王者の南アフリカ対ニュージーランドの決勝が行われるが、プールステージでいくつかのミスマッチが生じた。組み合わせ抽選は開幕から3年近く前の2020年12月に行われ、今年9月時点で世界ランキング上位5か国のアイルランド、南アフリカ、フランス、ニュージーランド、スコットランドが二つのプールに集まる偏った大会に意図せずなった。

 その結果、アイルランドと南アフリカと同組になったスコットランドはプールステージ敗退。決勝トーナメントでも、準々決勝で世界1位のアイルランドが4位のニュージーランドに、3位のフランスが2位の南アフリカに敗れて姿を消した。

 2027年大会はオーストラリアで10月1日から11月13日にかけて行われる。(c)AFP