【10月24日 AFP】自転車ロードレースのゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)は23日、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)との新たな2年契約を結び、これがプロ選手としては最後の契約になるだろうと述べた。

 37歳のトーマスは5月のジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)で惜しくも自身2度目のグランツール(三大ツール)制覇を逃したが、歳を重ねた影響はあまりみられていない。

 トーマスは「自転車に乗るのが大好きで、レースやチームメートたちとのトレーニングなど、あらゆる面が好きだ」とし、「決してないとは言わないが、自分の頭の中ではこれが最後の契約だ」と述べた。

 トーマスは2010年にイネオスの前身スカイ(Sky Pro Cycling)に加入し、チームがツール・ド・フランス(Tour de France)を席巻するのに貢献。2018年にはツール・ド・フランス総合優勝を飾ると、その後2度表彰台に上がった。

 今季はジロとブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)に専念するためツールを欠場したが、ブエルタでは大会序盤のクラッシュを喫していた。(c)AFP