【10月24日 AFP】23MLBは23日、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第6戦が行われ、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)が5-1でフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)を下して対戦成績を3勝3敗とし、ワールドシリーズ進出に逆王手をかけた。

 ダイヤモンドバックスは先発投手のメリル・ケリー(Merrill Kelly)が相手の強力打線から8三振を奪って失点を1に抑える好投を見せ、フィリーズに今ポストシーズンのホームゲームで初黒星をつけた。24日の第7戦の勝者が、ア・リーグ優勝決定シリーズを戦うテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)とヒューストン・アストロズ(Houston Astros)の勝者とワールドシリーズで対戦する。

 ダイヤモンドバックスは2回表、トミー・ファム(Tommy Pham)とルルデス・グリエルJr.(Lourdes Gurriel Jr.)がフィリーズの先発アーロン・ノラ(Aaron Nola)から2者連続本塁打を放って2-0とリードした後、エヴァン・ロンゴリア(Evan Longoria)の鋭いライナーでアレク・トーマス(Alek Thomas)が生還し、3-0と突き放して試合の主導権を握った。

 フィリーズもその裏、ブランドン・マーシュ(Brandon Marsh)の適時二塁打でJ.T.リアルミュート(J.T. Realmuto)が本塁を踏み、1点を返して反撃に出るかと思われたが、その後もケリーに苦戦を強いられた。

 ダイヤモンドバックスは5回、ケーテル・マルテ(Ketel Marte)の適時三塁打でコービン・キャロル(Corbin Carroll)が生還してリードを4-1と拡大すると、7回には再びマルテの適時打を放って5-1とダメ押しに成功。最後はクローザーのポール・シーウォルド(Paul Sewald)が打者3人を仕留め、勝利を飾った。(c)AFP