【10月23日 AFP】23MLBは22日、ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第6戦が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)はアドリス・ガルシア(Adolis Garcia)の満塁本塁打などでヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に9-2で勝利し、決着を最終第7戦に持ち込んだ。

 レンジャーズは3勝3敗のタイに戻し、23日に敵地で2011年以来のワールドシリーズ進出を目指す。一方、2017年と昨季にワールドシリーズ制覇を果たしているアストロズは3年連続、またここ7シーズンで5回目となるリーグ優勝を狙う。

 レンジャーズのブルース・ボウチー(Bruce Bochy)監督は「厳しい試合になる」と話し、「どちらにとっても大一番だ。エキサイティングになるだろう」と続けた。

 その試合の勝者が、ワールドシリーズでナ・リーグ王者と対戦する。ナ・リーグ優勝決定シリーズでは、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)が3勝2敗でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)をリードし、23日に第6戦を迎える。

 初回に先制を許したレンジャーズは、2回にミッチ・ガーバー(Mitch Garver)のソロ本塁打で追いつくと、4回にはジョナ・ハイム(Jonah Heim)の2点本塁打で3-1とした。

 その後1点差に詰め寄られたが、8回にガーバーの左適時二塁打で加点。その裏の満塁のピンチをしのぐと、9回に押し出し死球とガルシアの満塁弾でダメを押した。

 ガルシアは第5戦で、ブライアン・アブレウ(Bryan Abreu)から故意死球を受け、両軍総出の乱闘の要因をつくりアブレウとともに退場となっていたが、この日は4打席4三振で迎えた最終回、勝利を決定づける劇的な本塁打を放った。

 アブレウは2試合の出場停止処分が異議申し立てによって保留となったため、この試合にも出場したが、ヒアリングが23日に行われるため、第7戦の出場は不透明となっている。(c)AFP