【10月22日 AFP】イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)への攻撃を強化する方針を明らかにした。軍幹部は地上侵攻の準備はできていると述べた。

 イスラエル軍はすでにガザとの境界付近に数万人規模の部隊と数百台の戦車を集結させている。軍報道官は記者会見で、「わが軍は最善の状態で戦争の次の局面に進む必要がある」と語った。その上で、「本日をもって攻撃を強化し、危険を極小化する」と説明した。

 イスラエル側は、ハマスの幹部やインフラはガザ市を含むガザ北部に集中しているとみている。このため同地域の住民100万人に対し、南部に退避するよう警告している。だが、ガザ市周辺には依然、数十万人が残っているとされる。

 一方、ヘルツィ・ハレビ(Herzi Halevi )参謀総長は21日に前線を訪れ、「われわれはガザに入る」と部隊に伝えた。(c)AFP